
人偏(にんべん)に半と書くと、「伴」という漢字になります。
「伴走」や「伴侶」といった言葉で使われます。
今回は、漢字「伴」について学びましょう。
「伴」の読み方 音読み・訓読み
「伴」の音読みは「ハン」「バン」です。
また、「伴」の訓読みは「ともな(う)」で、常用外で「とも」もあります。
「伴」の意味
「伴」の意味は、「とも」とか「つれ」などです。
また、「ともなう」や「つれだつ」という意味もあります。
「伴造」とは 読み方と意味
「伴造」は「とものみやつこ」と読みます。「ばんぞう」と読むこともあります。
「伴造」とは、「大和朝廷に奉仕した豪族」のことです。
「造」とは、「長」とか「首長」という意味を持ちます。「伴造」とは、つまり「伴(とも)」と呼ばれる集団を管理・統率する長という意味です。
「伴天連」とは 読み方と意味
「伴天連」は「ばれてん」と読みます。
「伴天連」とは、「中世の日本でキリスト教を伝道した宣教師」のことです。
また、「中世におけるキリスト教やその信者」を意味することもあります。
ポルトガル語で「父」や「神父」を意味する padre(パードレ)に由来します。
「破天連」、「波阿伝連」、「破提連」、「はてれん」などと書かれることもあります。
「伴食」とは 読み方と意味
「伴食」は「ばんしょく」と読みます。
「伴食」とは、「主客の伴をして、ご馳走になること」という意味です。
「相伴」とか「陪食」と同じ意味です。
さらに、「伴食」には「しかるべき職や地位に就いているものの、実権・実力が伴っていないこと」という意味もあります。
この意味において、下に述べる「伴食大臣」や「伴食宰相」という言葉があります。
「伴食大臣」「伴食宰相」とは
「伴食大臣」や「伴食宰相」とは、「実権や実力が伴っていない大臣(宰相)」、簡単に言えば「無能な大臣(宰相)」という意味ですね。
この「伴食大臣」や「伴食宰相」という言葉は、元々中国の故事からできた言葉です。
中国の唐の時代、盧懐慎(ロカイシン)と呼ばれる人物がいました。
この盧懐慎は、黄門監という職に就いていたのですが、政務を姚崇(ようすう)という人物に任せていたということです。
その盧懐慎のことを人々は「伴食宰相」と呼んでいたということです。
「伴走」とは 読み方と意味
「伴走」は「ばんそう」と読みます。
「伴走」とは、「(マラソンなどの)競技者に付き添って走ること」という意味です。
「伴奏」とは 読み方と意味
「伴奏」とは「ばんそう」と読みます。
「伴奏」の意味は、「主となる歌や楽器の演奏に合わせて、他の楽器を演奏することや、その演奏」という意味です。
「伴侶」とは 読み方と意味
「伴侶」は「はんりょ」と読みます。稀に「ばんりょ」と読むこともあります。
「伴侶」とは、行動を共にする人や「仲間」という意味ですが、とりわけ「配偶者」という意味で使われることが多い言葉です。
例えば、配偶者のことを「人生の伴侶」と表現することがありますし、良い配偶者と共になることができたら、「良き伴侶を得た」という風に言うこともあります。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
