少ないの下に隹(ふるとり、誰の右側・集の上部分)と書く「雀」の読み方や意味が何か分かりますか。
日本ではよく見かけるあの小鳥を表す漢字です。
「雀」の読み方 音読み・訓読み
「雀」の音読みは「ジャク」です。
また、「雀」の訓読みは「すずめ」です。
「雀」の意味
「雀」は、小鳥の「スズメ」を表す漢字です。
日本では昔から人々の身近にいた鳥で、「舌切り雀(したきりすずめ)」といった昔話でもおなじみです。
「雀躍」とは 読み方と意味
「雀躍」は「じゃくやく」もしくは「こおどり」と読みます。「小躍り」とも書きます。
「雀躍」とは、「嬉しくて躍り上がること」という意味です。
スズメがぴょんぴょん飛び跳ねるように喜ぶさまを表しているわけですね。
「雀卵斑」「雀斑」とは 読み方と意味
「雀卵斑」と「雀斑」は、どちらも「そばかす」と読みますが、「雀卵斑」の方は「じゃくらんはん」、「雀斑」の方は「じゃくはん」と読むこともあります。
「雀卵斑」・「雀斑」は、「そばかす」、つまり「顔面などにできる茶色もしくは茶褐色の細かい斑点」のことです。
なお、「そばかす」は「蕎麦滓」と書くこともあります。
「雀の涙」とは 読み方と意味
「雀の涙」は「すずめのなみだ」と読みます。
「雀の涙」とは、「ごく僅か、もしくは少量のもののたとえ」として使われる表現です。
小さいスズメが流す涙ほど量が少ない、という意味ですね。
例えば、「今年の昇給は雀の涙ほどだった」という風に使います。
同じような意味を持つ表現として、「姑の涙汁」があります。
「雲雀」とは 読み方と意味
「雲雀」は「ひばり」もしくは「うんじゃく」と読みます。
「雲雀」とは、「ヒバリ科の小鳥」を指す漢字です。
また、地名でも使われることがあり、例えば兵庫県宝塚市には「雲雀丘(ひばりがおか)」という地名があります。
「孔雀」とは 読み方と意味
「孔雀」は「くじゃく」と読みます。
「孔雀」とは、「キジ科の鳥」のことで、雄が扇状に美しい羽を開く鳥として有名ですね。インドなどに生息します。
昔、『孔雀王』という漫画がありました。映画化もされるほど人気でしたね。
「麻雀」とは 読み方と意味
「麻雀」は「まーじゃん」と読みます。
「麻雀」は、中国で生まれたテーブルゲームです。
基本的に4人でテーブルを囲んで座り、牌(パイ)と呼ばれる駒のようなものを順番に取っていきながら、決められた役(やく)を揃えます。
昔から人気のあるゲームで、現代でも多くの愛好者がいます。
時々、有名人が賭けマージャンをやったとかでスキャンダル記事が出ることもあります。
麻雀をやる場所を提供する店のことを「雀荘(じゃんそう)」と呼びます。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年