さんずいに「磁」の右側もしくは「慈」の上側を組み合わせると、「滋」という漢字になります。
例えば、「滋賀県」に使われる漢字です。
今回は、漢字「滋」について学びましょう。
「滋」の読み方 音読み・訓読み
「滋」の音読みは「ジ」、常用外で「シ」です。
また、「滋」の訓読みは、常用外で「しげ(る)」「ま(す)」です。
「滋」の意味
「滋」には、「茂る」や「そだつ」という意味があります。
また、「うるおう」や「養分になる」という意味のほか、「おいしい」という意味もあります。
「滋賀」とは 読み方と意味
「滋賀」は「しが」と読みます。
「滋賀県」のことですね。日本一大きい湖「琵琶湖」を有する県として有名です。
県庁所在地は大津です。
「滋味」とは 読み方と意味
「滋味」は「じみ」と読みます。
「滋味」には、「うまい味」つまり「美味」や「栄養のある食物」という意味のほか、「心を豊かにするような深い味わいや趣き」という意味もあります。
「地味(じみ)」とは、読み方は一緒ですが意味は全く異なります。
「滋養」とは 読み方と意味
「滋養」は「じよう」と読みます。
「滋養」の意味は、「身体の栄養になることや、その物」です。「養分」と同じような意味です。
例えば、「滋養強壮」という表現でよく使われます。そういえば、「滋養強壮にリポビタンD」といったキャッチコピーもありました。
オススメの漢字辞典
今回の記事はどうでしたか。もし興味深く読んでいただけたなら、とても嬉しいです。
日本にはとても数多くの漢字があります。そして、漢字辞典を読むたびに新たな発見があります。
そんな奥深い世界に触れてみませんか。
私がオススメする漢字辞典をリストアップしましたので、ぜひご覧ください。
また、当ブログでは、私がオススメする漢字辞典ほどではありませんが、漢字や日本語に関する様々なトピックを掲載しております。
ぜひご覧ください。
↓
「カンタの日本語事典」トップへ
-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年