
「舌」に部首の「りっとう(「リ」の形)」をくっつけると、「刮」という漢字になります。
例えば、「刮目」といった言葉で使われます。
今回は、漢字「刮」について学びましょう。
「刮」の読み方 音読み・訓読み
「刮」の音読みは「カツ」です。
また、「刮」の訓読みは「けず(る)」「こす(る)」「こそ(げる)」です。
「刮」の意味
「刮」には、「けずる」とか「そぐ」、また「こする」という意味があります。
「刮目」とは 読み方と意味
「刮目」は「かつもく」と読みます。
「刮目」の意味は、「目をこすってよく見る」です。
つまり、「注目すること」と同じ意味ですね。
「刮目して相待つ」とは 読み方と意味
「刮目して相待つ」は「かつもくしてあいまつ」と読みます。
「刮目して相待つべし」と言うこともあります。
「刮目して相待つ」の意味は、「人や物事がどれくらい進歩・成長・変化するのか、期待して待つこと」です。
この表現は、『三国志』から来ています。
呉という国に、呂蒙(りょもう)という武将がいたのですが、この武将は勇敢ではあるものの、学や教養があまりありませんでした。
それを見た主君の孫権(そんけん)が、呂蒙に学問に励むように忠告しました。主君から諭された呂蒙は、見違えるほどの教養を短期間に身に着けたということです。
その進歩の速さに驚愕した昔馴染みの魯粛(ろしゅく)に対して、呂蒙は「男子たるもの三日会わなければ『刮目して相待つべし』だ」と言ったそうです。
「刮目して相待つべし」と同様の意味で「男子三日会わざれば刮目してみよ」という表現も使われます。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
