馬偏(うまへん)に句と書いて「駒」という漢字があります。
さて、この漢字「駒」の読み方や意味が何か分かりますか。
常用漢字に指定されているので、是非知っておきたいですね。
「駒」の読み方 音読み・訓読み
「駒」の音読みは、常用外で「ク」です。
また、「駒」の訓読みは「こま」です。
「駒」は訓読みで使われることが多い漢字です。
また、名字(姓)や地名など固有名詞でよく使われます。
「駒」の意味
「駒」は、動物の「ウマ」という意味です。
特に、「子馬」や「元気な馬」という意味で使われることもあります。
また、「駒」は、将棋やチェスなどで、盤上で動かすものを表すこともあります。
例えば、「将棋の駒」や「持ち駒」という風に使われます。
ことわざ「瓢箪から駒」の読み方と意味
「瓢箪から駒」は「ひょうたんからこま」と読みます。
「瓢箪から駒」もしくは「瓢箪から駒が出る」とは、「意外なところから意外なものが出る」という意味です。
「冗談やふざけて言ったことが現実に起こること」という意味でも使われます。
「駒下駄」の読み方と意味
「駒下駄」は「こまげた」と読みます。
「駒下駄」とは、「一片の木材をくりぬいて作った下駄」のことです。
「駒鳥」の読み方と意味
「駒鳥」は「こまどり」と読みます。
「駒鳥」は、ツグミ科の小鳥です。頭部から胸にかけてオレンジ色をしています。
一般には、「コマドリ」と片仮名で書かれることが多い鳥です。
なぜ「駒」という漢字が使われているかというと、駒鳥の「ヒンカラカラ」という鳴き声が、馬のいななきに似ているからだそうです。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年