木の下に口と書いて「杏」という漢字があります。
例えば、「杏子」や「杏仁豆腐」といった言葉で使われます。
今回は、漢字「杏」について学びます。
「杏」の音読み・訓読み
「杏」の音読みは「キョウ・アン」です。
また、「杏」の訓読みは「あんず」です。
「杏」の意味
「杏」には、「あんず」という意味があります。
「杏(あんず)」は「杏子」とも書きます。詳しくは後述をご覧ください。
「杏子」の読み方と意味
「杏子」は「あんず」と読みます。
「杏子」とは、バラ科の落葉高木です。
中国原産で、古くは「唐桃(からもも)」とも呼ばれていました。
梅のようなオレンジ色の実がなります。
英語では「アプリコット(apricot)」と呼ばれ、ジャムとして使われることも多いです。
なお、「杏子」と書くミュージシャン・歌手がいますが、こちらは「きょうこ」と読みます。
「杏仁豆腐」の読み方と意味
「杏仁豆腐」は「あんにんどうふ」もしくは「きょうにんどうふ」と読みます。
中国料理の一つで、デザート的な位置づけの甘い料理です。
「杏林」の読み方と意味
「杏林」は「きょうりん」と読みます。
「杏林」とは、「杏子の林」という意味のほか、「医師」や「医院」という意味もあります。
「銀杏」の読み方と意味
「銀杏」は「ぎんなん」と読みます。
「銀杏」とは、「イチョウの実」のことです。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年