
「臼(うす)」という漢字の下に「男」と書くと、「舅」という漢字になります。
さて、この漢字「舅」をご存知ですか。
血縁・親戚関係に関する漢字です。
「舅」の読み方 音読み・訓読み
「舅」の音読みは「キュウ」です。
また、「舅」の訓読みは「しゅうと」「おじ」です。
「舅」の意味
「舅」は、「しゅうと」という意味です。つまり、「夫の父」、「妻の父」のことです。「姑(しゅうとめ)」の対義語ですね。
「舅」には、実は「おじ」という意味もあります。つまり、「母親の兄弟」のことです。
「舅姑」とは 読み方と意味
「舅姑」は、「キュウコ」と読みます。
「舅姑」の意味は、その字が示すように「舅(しゅうと)と姑(しゅうとめ)」という意味です。つまり、「配偶者(夫・妻)の父母」ということになりますね。
サザエさんでいえば、マスオさんからみた磯野波平と磯野フネが「舅姑」にあたります。
「舅の物で相婿もてなす」とは 読み方と意味
「舅の物で相婿もてなす」は、「しゅうとのものであいむこもてなす」と読みます。
意味は、「他人の物で自分の義理をはたすこと」。つまり、「自分の財布やふところを痛めずに相手に振る舞うこと」を意味します。
「相婿」は「あいむこ」と読み、姉妹の夫同士が相手を呼ぶ言葉です。
この表現を素直に解釈すれば、姉妹の夫同士が、自分の妻の父親(つまり義父)のお金を使って相手をもてなす、ということのようですね。
なお、「舅の物で相婿もてなす」は「舅の酒で相婿もてなす」とも言います。「物」が「酒」になった表現ですね。
似たような意味の慣用句に、有名なもので「人の褌で相撲を取る」のほか、「人の牛蒡で法事する」などがあります。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
