
石を3つ組み合わせると、「磊」という漢字になります。
例えば、「豪放磊落」という四字熟語でも使われます。
さて、「磊」はどんな漢字なのでしょうか。
「磊」の読み方・発音 音読みと訓読み
「磊」の音読みは「ライ」です。
「磊」には訓読みはないようです。
「磊」の意味
「磊」は、石が3つ組み合わさったできていることからも分かるように、「石がごろごろしているさま」を意味します。
また、「心が大きい」とか「おおらか」という意味でも使われます。
それでは、「磊」を使った言葉や表現を見ていきましょう。
「磊落」とは 意味と読み方
「磊落」は「ライラク」と読みます。
「磊落」の意味は、「心が大きく、小さいことにこだわらないこと、またそのさま」です。
後述する「豪放磊落」という言葉でよく使われます。
また、「磊磊落落」という言葉もあり、この言葉は「磊落」のそれぞれの漢字を重ねることにより、「磊落」の意味合いを強めた形です。
「豪放磊落」とは 意味と読み方
「豪放磊落」は「ごうほうらいらく」と読みます。
「豪放磊落」は、「心や度量が広く、快活で、小事にこだわらないさま」という意味の四字熟語です。
「磊落」と同じような意味ですが、「豪放」という言葉が前につくことで、より「豪快」もしくは「度量が広い」ニュアンスが出ますね。
なんと、「豪放磊落」という名前のお酒もあるようです。
「豪放磊落」の同義語・類義語に「海闊天空」や「磊磊落落」があります。
また、「豪放磊落」の対義語に「小心翼々(小心翼翼)」があります。
カンタは、常々「豪放磊落」でありたいと思うのですが、年を重ねるにつれ、その理想像とは遠ざかっていくような気がします…。
「磊々峡」とは 読み方と場所
「磊々峡」は「らいらいきょう」と読みます。
「磊々峡」は、宮城県仙台市にある峡谷のことです。
仙台市の観光スポットとなっています。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年