金偏(かねへん)に「減」の右側を書いて、「鍼」という漢字があります。
例えば、「鍼灸」といった言葉で使われます。この施術を受けている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、漢字「鍼」について学びましょう。
「鍼」の読み方 音読み・訓読み
「鍼」の音読みは「シン」です。
また、「鍼」の訓読みは「はり・さ(す)」です。
「鍼」の意味
「鍼」には、「はり」という意味があります。
「鍼(はり)」には、2種類あって、1つは「裁縫用の鍼」、もう1つは「東洋医学における鍼灸の鍼」です。
裁縫、つまり縫物に使う縫い針には、「針」という文字を使うことが多いですが、鍼灸用のはりについては「鍼」を使うことが多いです。
「鍼灸」については後述します。
「鍼灸」とは 読み方と意味
「鍼灸」は「しんきゅう」と読みます。
「鍼灸」とは、「鍼(はり)と灸(きゅう)」のことで、これらを使う東洋医学の治療法のことを指します。
「鍼術(しんじゅつ)」もしくは単に「鍼(はり)」とも言います。
また、「鍼灸」や「鍼術」を行って患者を治療する者や資格を「鍼師(はりし)」と言います。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年