「将」(より正しくは「將」)の下に「水」と書いて、「漿」という漢字があります。
例えば、「血漿」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、漢字「漿」について学びましょう。
「漿」の読み方 音読み・訓読み
「漿」の音読みは「ショウ」です。
また、「漿」の訓読みは「しる」「おもゆ」「のみもの」です。
「漿」の意味
「漿」には、「汁(しる)」という意味があります。
また、「液状のもの」という意味もあります。
「漿液」とは 読み方と意味
「漿液」は「しょうえき」と読みます。
「漿液」とは、「汁」とか「つゆ」という意味ですが、生物学では「脊椎動物の漿膜(しょうまく、後述)から分泌される透明な液体」という意味でも使われます。
「粘液」の対義語です。
「漿膜」とは 読み方と意味
「漿膜」は「しょうまく」と読みます。
「漿膜」とは、「脊椎動物の内臓を包む薄い膜」のことです。
胸膜や腹膜なども漿膜の一種です。
「血漿」とは 読み方と意味
「血漿」は「けっしょう」と読みます。
「血漿」は、生物学や医学などでよく使われる言葉で、「血液から赤血球や白血球などの有形成分を取り除いた液体部分」のことを指します。
血漿の約90%から92%は水分で、7%~8%が血漿タンパク質、残りが無機塩や有機物です。
「脳漿」とは 読み方と意味
「脳漿」は「のうしょう」と読みます。
「脳漿」とは、生物学や医学で使われる言葉で、「脳の外側や脳室にある液体」のことです。
「脳脊髄液」または「髄液」とも呼ばれます。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年