さんずい偏に歩くと書いて、「渉」という漢字があります。
この漢字は、「干渉」や「交渉」など一般的な言葉に使われる漢字ですので、知らないとちょっと恥ずかしいですね。ぜひ学んでおきましょう。
自信のない方も、この記事でおさらいしておきましょう。
「渉」の読み方 音読み・訓読み
「渉」の音読みは「ショウ」です。
「渉」の訓読みは、常用外で「わた(る)・かか(わる)」です。
「渉」の意味
「渉」には、「(川などを)わたる」という意味があります。
さらに、「広く見聞する」という意味や、「かかわる」という意味もあります。
「渉外」とは 読み方と意味
「渉外」は「しょうがい」と読みます。
「渉外」とは、「(会社などの)外部や、外国と連絡したり交渉すること」という意味です。
例えば、会社には「渉外業務」を行う「渉外部」という部署がおかれていることもあります。
「渉外業務」とは、外部の会社と連絡をとったり、交渉したりする業務のことです。
「渉猟」とは 読み方と意味
「渉猟」は「しょうりょう」と読みます。
「渉猟」とは、「広い範囲を探し歩くこと」という意味や、「広く書物などを読み漁ること」という意味です。
例えば、「書物を渉猟する」という風に使います。
「干渉」とは 読み方と意味
「干渉」は「かんしょう」と読みます。
「干渉」とは、「他人や他国の事に立ち入って、注文をつけたり、自分の意志に従わせたりすること」という意味です。
例えば、「内政干渉」といった言葉で使われますね。
「交渉」とは 読み方と意味
「交渉」は「こうしょう」と読みます。
「交渉」とは、「ある問題を解決するために、相手とかけ合うこと」という意味です。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年