「実状」と「実情」は「ジツジョウ」と読みます。同音異義語ですね。 「実状」や「実情」はよく使う言葉ですが、それらの使い分けとなると、結構曖昧な人は多いのではないでしょうか。 実は、数ある同音異義語の中でも、「実情」と「実状」はなかなか区別しづらいのではないかと思います。 今回は、「実状」と「実情」の意味や違い、使い分けについて見ていきましょう。 そこのところの実状は如何に、なんて…。 「実状」の意味 「実状」は、「実際の状況」という意味です。 まあ、読んで字の如く、といった感じですね。 例えば、「被害を受けた地域の実状を調査する」といった形で使われます。 「実情」の意味 「実情」には、主に2つの意味があります。 ①偽りのない心、心情。真情。 ②本当の事情。ありのままの情況。 … [もっと読む...] about 「実情」と「実状」の意味・違いと使い分け 同音異義語
同音異義語
「表記」と「標記」の意味と違いとは?使い分けや契約書における使用例
「表記」と「標記」は、いずれも「ヒョウキ」と読みますが、意味は若干異なります。 この違いについては、知らない人も多いのではないでしょうか。 今回は、「表記」と「標記」の意味と違いについて学びます。 「表記」の意味 「表記」には、以下のような意味があります。 ①表面やおもてに書き記すこと。また、その書き記されたもの。表書き。 ②文字や記号を使って書き表すこと。 「表記」の使用例としては、「表記の住所」や「ローマ字表記」などがあります。 「標記」の意味 「標記」には、以下のような意味があります。 ①符号などの目印をつけること。また、その符号や文字など。 ②標題を書き記すこと。見出しなどをつけること。また、その書き記された事柄。 「標記」の使用例としては、「標記の会議」などがあり … [もっと読む...] about 「表記」と「標記」の意味と違いとは?使い分けや契約書における使用例
「競争」と「競走」の意味と違い・使い分け【同音異義語】
「競争」と「競走」、それぞれ漢字は異なりますが、どちらも「きょうそう」と読みます。 同じ読みで違う意味がある言葉を「同音異義語」といいます。 「競争」と「競走」もその同音異義語の1つで、読みは同じですが、意味は異なります。 それでは、「競争」と「競走」がどのように違う意味を持つのか、そしてどのように使い分ければよいのか、見ていきましょう。 「競争」の意味 「競争」は、「ある目的に対して、互いに優劣や勝敗を競うこと」を意味します。 「競争が激しい」とか「生存競争」という形で使われますね。 経済学においては、「会社などの経済主体が、互いに競い合いながら、利益を追求すること」を意味します。 資本主義ではこの競争が奨励され、顕著に行われます。逆に、正当・公正な形での競争が行われない場合、何らかの法的措置が … [もっと読む...] about 「競争」と「競走」の意味と違い・使い分け【同音異義語】