2017年5月20日にある動画がYouTubeにアップロードされた。動画には、埠頭の端に座る少女がアシカに水中に引きずり込まれる様子が収められている。
この動画は、カナダのブリティッシュコロンビア州リッチモンドにあるスティーブストン・フィッシャーマンズ・ウォーフ(Steveston Fisherman’s Wharf)で撮影されたもので、再生回数はすでに1300万回を超えている。
撮影者は、マイケル・フジワラ(Michael Fujiwara)さん。Simon Fraser University に通う23歳の学生である。映像に収められている家族とは関係がないという。
家族がアシカにパンをあげているところを撮影していたところ、少女が水中に引きずり込まれるのを偶然撮影したようである。
専門家のAndrew Tritesさんは、野生動物に不用意に近づくことに対して警鐘を鳴らしている。「野生動物はサーカスで訓練されている動物ではない。」
また、この動画については、「アシカは少女の服を食べ物だと思ったのではないか」と述べた。
カンタはこう思う
野生の動物に対してエサを不用意にやるのは望ましいことではない。
今回のようにエサをあげる人間自身に危害が及ぶこともある。噛まれたりすれば、感染症にかかることもある。餌をあげないまでも、不用意に近づくべきではない。
人間が無責任にエサをあげるのは、野生動物にとっても悪影響が出ることがある。
先日は、タイで過剰に肥満したサルが話題になった。これも、無教養な人間が招いた結果だといえよう。
野生動物に餌をあげてはいけないということは、すでに世界中で共通認識になっていると思っていたが、こういう行為はなかなか後を絶たないようだ。
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