クフ王といえば、「クフ王のピラミッド」で有名だ。
しかし、その知名度とは裏腹に、クフ王の実態について分かっていることは少ない。
一体、クフ王とはどんな人物だったのか。
クフ王の人物像
クフ王は、紀元前26世紀に存在していた、エジプト第4王朝の王であることが分かっている。
ただし、クフ王の生没年については、はっきりとは分かっていない。紀元前2589年生まれで紀元前2566年に亡くなった、というのが一般的な解釈のようだ。
クフ王の名前は、ギザ砂漠の三大ピラミッドの1つである「クフ王のピラミッド」で有名だ。
クフ王は、前の王であるスネフェルとヘテプレス一世の間に生まれたとされている。
クフ王を英語で
クフ王は英語で Khufu と書く。フルネームでは Khnum Khufu である。
クフ王のピラミッドの高さ
クフ王のピラミッドの高さは、146.6メートルだったそうだが、風化などの影響により現在は138.8メートルだという。
ということは、現在のクフ王のピラミッドの高さは、本来の高さよりも、10メートル近く低くなっていることになる。
だが、そもそも建てられたのが紀元前26世紀ごろだといわれており、4000年以上も昔に建てられたものであるのはほぼ確実なのだから、この程度の風化で済んでいるというのは奇跡に近いんじゃないだろうか。
ちなみに、クフ王のピラミッドは、世界七大不思議の一つとされている。
クフ王の実態には謎が多い
クフ王については、資料が少なく、謎が多い。
そして、クフ王の名前が広く知られているのも、クフ王のピラミッドの存在によるものが大きい。
それでも、クフ王がピラミッドを建設した理由の一つが自らの権威を示すものだとするならば、そのクフ王の望みは叶えられたということができ、苦労して(?)ピラミッドを建設した甲斐もあったといえるのではないだろうか。
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