
口の下に木と書いて、「呆」という漢字があります。
例えば、「呆気」や「呆然」といった言葉で使われる漢字です。
今回は、漢字「呆」について学びましょう。
「呆」の読み方 音読み・訓読み
「呆」の音読みは「ホウ」「ボウ」「タイ」です。
また、「呆」の訓読みは「おろ(か)」「あき(れる)」です。
「呆」の意味
「呆」の意味は、「おろか」や「ぼんやりとした」のほか、「あきれる」や「あっけにとられる」です。
「呆れる(あきれる)」とは、「(物事などの)意外さに驚く」という意味で、ほかにも「ひどさに愛想をつかす」という意味もあります。
例えば、「聞いて呆れる」という風に使います。
「呆気」とは 読み方と意味
「呆気」は「あっけ」と読みます。
「呆気」の意味は、「意外なことに驚いた気持ちや気分」です。
「呆気にとられる」という表現でよく使う言葉です。
「呆気ない」とは 読み方と意味
「呆気ない」は「あっけない」と読みます。
「呆気ない」とは、「予想に反して、簡単で物足りない」という意味です。「張り合いがない」とも言いますね。
例えば、「呆気ない幕切れ」とか「呆気ない最期」という風に使います。
「呆然」とは 読み方と意味
「呆然」は「ぼうぜん」と読みます。
「呆然」とは、「驚いて呆気にとられるさま」という意味です。「唖然」と同じような意味です。
「唖然」については、以下の記事で詳しく説明しておりますので、ぜひご覧ください。
⇒「唖・啞(口へんに亜・亞、口亜)」という漢字は何?読み方・意味・使い方 「唖然」「唖然失笑」「唖者」など
また、「呆然」には「気が抜けてぼんやりとするさま」という意味もあります。
例えば、「呆然と立ちすくんだ」という風に使います。
「茫然」と書かれることもあります。
「阿呆」とは 読み方と意味
「阿呆」は「あほう」と読みます。
「阿呆」とは、「愚かな人や事」という意味です。最近は、「アホ」と片仮名で書かれることが多いですね。
例えば、『スタンフォードの教授が教える 職場のアホと戦わない技術』(⇒https://amzn.to/3NuuGFM)といった本や『頭に来てもアホとは戦うな! 』といった本もあります(⇒https://amzn.to/3yUiSIR)。
「踊る阿呆に見る阿呆~」というフレーズは有名です。徳島の阿波踊り歌の出だしですね。
「痴呆」とは 読み方と意味
「痴呆」は「ちほう」と読みます。
「痴呆」とは、「愚かなこと」という意味です。
また、「痴呆」には「障害や老化のために、脳の機能が衰えた状態やその状態の人」という意味もあります。
こういった症状のことをかつては「痴呆症」と呼んでいました。しかし、「痴呆」という言葉が侮辱的であるという理由から、最近は「認知症」と呼ばれるようになってきました。
同様の理由で、「障害者」を「障碍者」と表記する動きが広まっていますが、こちらは「認知症」ほど広まっていない印象です。
⇒「碍(石へんに得の右側)」という漢字は何?読み方・意味・使用例 「碍子」「阻碍」「障碍者」など
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
