
穴(空の上側)に牙と書くと、「穿」という漢字になります。
「穿孔」や「穿刺」といった言葉で使われます。
今回は、漢字「穿」について学びましょう。
「穿」の読み方 音読み・訓読み
「穿」の音読みは「セン」です。
また、「穿」の訓読みは「うが(つ)」「ほじ(る」「ほじく(る)」「は(く)」「つらぬ(く)」です。
「穿」の意味
「穿」は、「うがつ」や「ほじくる」という意味を持つ漢字です。
「うがつ」は、「穴をあける」という意味の言葉です。
また、「穿」には「(ズボンなどを)はく」という意味もあります。
「穿く」と「履く」の違い
「穿く」はズボンや袴など、下半身に衣類などを身に着ける場合に使います。
「履く」は、靴などの履物を足に着ける際に使われます。
なお、「佩く」も「はく」と読みますが、こちらの場合は「(刀などを)帯びる」という意味です。
⇒佩(にんべんに凧)という漢字は何?読み方・意味「佩刀」「佩びる」「佩用」「感佩」など
「うがった見方」を漢字で書くと?本来の意味とは
「うがった見方」といった表現を聞いたことがあると思います。
この「うがった」の部分は、漢字で書くと「穿った」となります。
この「穿った」は「穿つ」という言葉が変化したものです。
「穿つ」とは、元々は「穴をあける」という意味ですが、「(隠れた)物事の本質などをとらえる」という意味でも使われます。
「穿った見方」の場合は、この「物事の本質をとらえた見方をする」という意味で使われますね。
このように、「穿った見方」というのは、本来はポジティブな意味を持つ表現です。しかし、現代では「疑ってかかる」という、本来の意味とは異なるネガティブな意味合いで使われることが多いようです。
「穿孔」とは 読み方と意味
「穿孔」は「せんこう」と読みます。
「穿孔」の意味は、「穴をあけること」、もしくは「あけられた穴」などです。
「穿鑿」とは 読み方と意味
「穿鑿」は「せんさく」と読みます。
「穿鑿」の意味は、「穴を掘ること」です。
また、「細かくほじくるようにして調べること」という意味もあります。この意味においては、類語である「詮索」という言葉が使われることが多いですね。
「穿山甲」とは 読み方と意味
「穿山甲」は「せんざんこう」と読みます。
「穿山甲」とは、センザンコウ科の哺乳類を漢字で表記したものです。
「穿山甲」は、アジアやアフリカに生息している哺乳類で、体が鱗で覆われているのが特徴です。
アリなどを細長い舌で捕まえて食べます。
絶滅の危機に瀕している動物ですが、未だに漢方薬やお守りなどの需要のために密漁が絶えないようです。
「穿刺」とは 読み方と意味
「穿刺」は「せんし」と読みます。
「穿刺」は、医学分野でよく使われる用語で、「検査や治療のために、体に細い中空の針を刺し入れること」という意味です。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年
