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木へんに土で「杜(木土)」とは?漢字の読み方・意味・熟語「杜撰/杜氏/杜絶」

最初の投稿日: 2021年4月2日 / 更新日: 2025年7月30日 /本ページはプロモーションが含まれています。

鎮守の杜に囲まれた神社

木偏(きへん)に土と書いて「杜」という漢字があります。

読み方は「ト」「ズ」、訓読みで「やまなし」「ふさぐ」「とじる」「もり」といった意味を持ちます。

古くは神社の森(鎮守の杜)を表し、現代でも「杜撰(ずさん)」や「杜氏(とうじ)」といった言葉で目にする機会があります。

特に、「杜撰」はよく使われる言葉ですが、漢字で書くことはあまりないので、知っておくとかっこいいですね。

それでは、漢字「杜」を詳しく解説します。

「杜」の読み方・発音 音読みと訓読み

「杜」の音読みは「ト」「ズ」です。

また、「杜」の訓読みは「やまなし」「ふさ(ぐ)」「と(じる)」「もり」です。

「杜」の部首

「杜」の部首は「木偏」です。

⇒部首が「木・木偏(きへん)」の漢字一覧

「杜」の意味

「杜」の意味は、「ふさぐ」「とじる」、「やまなし(バラ科ナシ属の落葉高木)」、「(神社の)森」です。

「ふさぐ」という意味では、後述の「杜絶(トゼツ)」という言葉で使われます。

鎮守の杜

神社を囲むように存在する森のことを「鎮守の森(ちんじゅのもり)」といいますが、「鎮守の杜」と書くこともあります。

『となりのトトロ』でメイが迷い込んでトトロと出会った森も「鎮守の杜」ですね。

それでは、「杜」を使った言葉を見ていきましょう。

「杜撰」の意味・読み方・由来

「杜撰」の読み方は「ずさん」です。

「杜撰」の意味は、「仕事などで手抜かりや間違いが多く、いい加減なこと」です。

また、文章などに間違いが多いことも「杜撰」といいます。

例えば、以下のように使います。

・プロジェクトの管理が杜撰だったため、納期に間に合わなかった。

・彼の杜撰な仕事ぶりが問題になっている。

・建設現場での安全管理が杜撰だったため、事故が発生した。

「杜撰」は元は詩の評価に使われた言葉で、出典は中国の詩人・杜黙(ともく)がいい加減な詩をよく書いたことからと言われています。

また、「杜撰」と同じような意味で、「杜漏(ずろう)」という言葉もあります。

「杜漏」とは、「杜撰脱漏(ずさんだつろう)」の意味で、こちらも「いいかげんで手抜かりが多いさま」という意味です。

「杜氏」とは 意味と読み方

「杜氏」の読み方は「とうじ」もしくは「とじ」です。

「杜氏」とは、「酒を造る職人」で、酒造りの現場で責任者を務める技術者のこと。

「日本酒の顔」とも言える存在で、伝統的には「南部杜氏」「越後杜氏」などの流派もあります。

「杜絶」とは 読み方と意味

「杜絶」は「とぜつ」と読みます。

「杜絶」とは、「ふさがり絶えること」や「途中で途絶えること」という意味です。

「途絶」と書かれることが多いですが、むしろ「途絶」は「杜絶」の代用として書かれたそうです。

まとめ

項目内容
漢字杜(木へんに土)
読み方ト、ズ、やまなし、ふさぐ、もり、など
意味森・ふさぐ・とじる
熟語杜撰、杜氏、杜絶など

「杜」という字は、一見すると地味かもしれませんが、知れば知るほど奥深い意味を持っています。
次に誰かが「杜撰」と言ったとき、きっとちょっと誇らしくなれるはずです。

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-参考資料-
・『DK漢字辞典』
・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年

カテゴリ: 日本語(国語) 関連タグ:杜, 杜撰, 杜氏, 杜絶, 漢字, 部首「木」, 難読漢字

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