木偏(きへん)に神と書いて、「榊」という漢字があります。
なかなか単独で使われることがない漢字ですが、例えば苗字で「榊原」という風に使われることがあります。
それでは、漢字「榊」について詳しくみていきましょう。
「榊」の読み方 音読み・訓読み
「榊」には音読みがありません。
「榊」の訓読みは「さかき」です。
国字の1つになります。
「国字」については、以下の記事が詳しいです。
「榊」の意味
「榊」は、「さかき」というツバキ科の常緑小高木を意味する漢字です。
この「榊(さかき)」は、神木とされており、その枝葉は神に供えられます。
このように、榊は神道や神社に縁が深く、神事にも使用されることがあります。
「賢木(さかき)」と書くこともあります。
「榊原康政」とは
「榊原康政」は「さかきばら・やすまさ」と読みます。
「榊原康政」は、戦国時代の武将で、松平元康(のちの徳川家康)の家臣として活躍しました。
「徳川四天王」の1人に数えられるほど、生涯を通じて家康を支えました。
リンク
名前「康政」の「康」は、三河一向一揆における活躍により、家康から与えられた一字です。
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-参考資料-
・『DK漢字辞典』・公益財団法人日本漢字能力検定協会編、『漢検 漢字辞典 第二版』
・阿辻哲次、他、『角川 現代漢字語辞典』、2001年1月31日
・藤堂明保、他偏、『漢字源 改訂第六版』、2018年